| 現在の「医院開業許可書」にあたる「醫術営業鑑礼」に嘉永二年の記述があり時代は江戸から明治、郷土も薩摩から鹿児島へと時代の変遷をうかがわせます。また鹿児島縣令岩村通俊代理、鹿児島縣書記官渡辺千秋の記述は西南戦争で荒廃した鹿児島の混乱ぶりを彷彿させます。傷寒論・金匱要略など多くの医学書の写しが現存し文明開化という近代化の中にありながらも漢方を中心とした医療を施していた事がわかります。大正・昭和と時を刻み戦後の薬事法施行にて処方薬から売薬という形になった頃の薬袋、右書きされたポスターからは昭和初期の名残を残します。そして平成の今、「医は仁術」との精神で施薬していたであろう原点をこの地にて受け継いでいます。 |
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