甘草栽培ビジネス化

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甘草(カンゾウ)ビジネス花盛り

甘草(カンゾウ)はもともと日本には自生していない薬草です。※江戸時代には栽培していたとか、しかし手間がかかることからで現在は100%?輸入。
漢方薬に使われる商品・処方の7割に使われて(配合)いますがその殆どは輸入で賄われています。「加世田血のくすり」でも6処方中4処方に配合、4/6で66.6%=約7割は合致します。

先日も薬草栽培・薬草ビジネスの事を書きましたが2000年ごろから日本でも栽培の話をチョコチョコ耳にしていました。ネットで「甘草栽培」と検索するだけで多数ヒットします。なかでも製薬メーカー以外の大企業が参入している事実はビジネスとして相当の需要が見込めるということなのでしょう。

写真はそのまま現物と刻み加工したものを載せています。用途は医薬品だけだけでなく、食品、化粧品と幅広く使われています。

医薬品:漢方薬ほか西洋薬にも使用
医薬部外品:仁丹
食品:甘味料

医薬品では日本薬局方の基準に該当しなければ使用できません。生育まで農薬は使わず雑草取りは手作業、様々な工程(鳥獣対策など)を経て収穫作業、商品(水洗い・乾燥・裁断作業は別)になるまでにはそれなりに時間(4~5年程度、短縮技術が確立の話もあります)と労力がかかります。