夏バテ?/「冷え」が原因、自律神経失調症と酷似

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「夏バテ」体の冷やしすぎで自律神経が乱れた状態(自律神経失調症) 

●温度差・・・・・・・・・・涼しい部屋と炎天下の外とを繰り返し出入り
●冷たい食事への偏り・・・・喉越しのいいもの 冷たい飲み物・ビールの取りすぎ
●寝苦しさからの睡眠不足・・一晩中のエアコン扇風機のかけっぱなし

「原因」

ストレス(心労)・・・自律神経の中枢は感情の座と言われる視床下部にあります。
不摂生・・・・・・・・・夜更かし、睡眠不足。
環境変化・・・・・・・季節、天気の変わり目 ※クラー部屋と炎天下の外との頻繁な出入りや冷たい食べ物、飲み物の取りすぎ

今年の夏は猛暑の予想、これからが夏本番、暑い暑いとガンガンとエアコンの効いた部屋で冷たいビールのがぶ飲み は要注意です。
暑さの為に内外から”冷え”が入ると熱を逃さぬよう血管を収縮し消化を抑制するように自律神経が働きます。「冷え」という物理的刺激により本来と逆の働きを強引に繰り返えすことでアンバランスが生じ、夏中旬から後半にかけ倦怠感、食欲不振、夏痩せ、下痢などなど「夏バテ」の症状が現れてきます。しかし「夏バテ」という病名はありません。胃腸機能低下または自律神経失調症でしょうか?因みに自律神経失調症という呼び名も日本だけです。

「対策」

東洋医学では「注夏病(ちゅうかびょう)」と呼ばれ昔から治療の対象にもなっていたようですが、日頃から「夏は温かいものを食べて脾胃をあたため、冷水のむべからず(貝原益軒)」の養生訓を心に留めておけば予防できる症状です。

 

以下参考

自律神経と副交感神経

人間が生命を維持するために必要な臓器や器官の働きを維持調節する神経を自律神経と呼び「交感神経」と「副交感神経」がありこの2つの神経は生命維持のために無意識に働いています。分かりやすく言えば消化、呼吸、代謝など生命を維持管理する役割(アクセルとブレーキの関係)を担っています。いま日本各地で梅雨が明け暑い夏がやってきました、人は暑いと無意識に汗をかきますがこれは「交感神経」が優位となり汗腺から汗を出すことで体温を下げようとしているからです。(冬はこの逆です。)
自律神経失調症は「種々の不定愁訴を有し器質的な変化を認めずかつ精神障害がないもの(どこも悪くないのにあれこれ不調が多い)」と定義されていますが簡単に言えば「交感神経」と「副交感神経」のアンバランスから起こる症状と言えます。

「症状」
心血管の訴え・・動悸息切れ 圧迫感 
胃腸消化器系の訴え・・食欲不振 吐き気 腹痛 下痢便秘
全身症状・・倦怠感 倦怠感
神経症的・・イライラ 無気力 不眠 気が重い
神経・筋の訴え・・頭痛 頭重 めまい 首肩こり 手足のしびれ
泌尿器系の訴え・・頻尿
 
など多種多様な不安定症状があげられます。

※こちらのブログもご覧下さい。

自律神経失調症 症状

自律神経失調症 QOL

「神命湯」自律神経失調症の記事(日刊ゲンダイ)

「神命湯」自律神経失調症への効果(アサヒ芸能)

冷房病と自律神経

血の道症|季節の変わり目は弱い=自律神経が不安定=異常もないのに体調不良

夏バテ・夏風邪にはショウガの力