【更年期障害 血の道症】
更年期障害とは西洋医学の病名、血の道症とは漢方医学の病名、つまり同じ症状を指しているが現代は前者が一般的である。
【定義】
■更年期障害
女性ホルモン減少による自律神経のアンバランス
■血の道症
女性ホルモンの低下によって発生する精神及び身体症状
【期間】閉経の前後5年程度
【特徴】個人差が大きく複数の症状が現れる
【身体症状】
・手足の冷え
・ホットフラッシュ(ほてり・のぼせ・発汗)
・頭痛・頭重
・腰痛・肩こり
・倦怠感
・便秘 など
【精神症状】
・イライラ
・不眠
・不安感 など
【女性ホルモン】・・・・2種類
1、エストロゲン(卵胞ホルモン)・・妊娠や女性のからだ作りに関与
エストロン→エストラジオール→エストリオールに変化
2、プロゲストロン(黄体ホルモン)・・・妊娠の成立後の維持に関与
更年期障害|血の道症では1のホルモンが大きく関わっている、イソフラボンがエストロゲンと化学構造が類似し作用も同様と宣伝され「サプリメント・健康食品」が競い合うように販売されているのはこの為である。
日本の中で漢方医学が確立された時期は江戸時代、血の道という呼び名もその頃つけられた病名である。日本人の女性の寿命は87.84歳で世界一である。女性ホルモンが大きく変動する「月経→妊娠→出産→閉経」の期間は寿命の中で占める期間も変わってしまっている。
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