煎じ薬が基本 ○○湯

  利便性、効き目 どっち? 漢方方剤の基本、○○湯は煎じ薬、○○丸は丸薬、○○散は散薬、本来はそれぞれの命名で服薬する剤型も異なっています。現在はその区分など全く無くなり抽出液を粉、カプセル、アンプルに加工し … Continued

瘀血が原因/血の道

瘀血ノ害毒 瘀血とは鬱血・血行障害など血の巡りの滞りで発生する症状や疾患、として漢方の中によく出てきます。皇漢医学全3巻(昭和二~三年刊行)「瘀血ノ害毒」の項目に「婦人二月経アルハ妊娠豫備的造化ノ妙機ナレドモ:婦人に月経 … Continued

産前産後の神経症/血の道

産後 血の道 江戸時代中期に「産後一切の諸病:万病回春」「産後血の道持ちとて生涯病者なる者・・:牛山活套」”産後血の道”が登場します。この頃から”血の道症”を女性の月経に纏わる病態、精神症状や身体症状と解釈するようになっ … Continued

血(月経)の薬とトウキ

トウキ=当帰 「当帰夫」「当(まさ)に夫に帰るべし」の略字 むかし病弱な花嫁さんがこれを服薬したら元気になり夫のもとに当に喜び帰ることができた、あるいは自分から離れていった夫が帰ってきたという故事からの命名で婦人薬には必 … Continued

更年期障害と血の道

「血の道」という文字は今は全くと言っていいほど目にしなくなりましたがこのように古い医学書の多くが婦人疾患の目次に「更年期障害(碍)と血の道」と列記して解説されています。血(月経)に関連する一切の病態で、月経(前・中・後) … Continued

血の道と冷え症

この当時(昭和49年発刊)女性の多くが”冷え症”でありこれが原因で様々な婦人疾患を起こしていると書かれています。しかし現代医学は”冷え”を何らかの原因とは認めつつもあまり重要視していません。東洋医学が最も重要視する”冷え … Continued

婦人血の道

明治42年発行の和漢薬製剤編という医学書の 婦人諸症の部分です。維新後40年余りが経ってもまだまだ東洋医学と西洋医学が混在していたのか(獨)ドイツ語(羅)ラテン語(和)(漢)とそれぞれ分けて病名が書かれているのが大変興味 … Continued

神命湯-鹿児島新聞社の記事

昭和が続いていれば今年は昭和91年、今から85年前の昭和6年、鹿児島新聞社( 現南日本新聞)に「神明湯の偉効」という記事(10/8)が掲載されています。いつも気遣っていたのか「多年の宿痾全快せしよろこび」と同僚の回復ぶり … Continued